NEWS 最新情報・TOPICS

2016.04.06
  • 受賞・研究業績

総研大科学者賞(第2回)・総研大未来科学者賞(第2回)受賞者について

 

総研大科学者賞(第2回)について

 

受賞者

  • 島村一平(文化科学研究科 地域文化学専攻出身)

総研大科学者賞(第2回)について、平成27年12月11日(金)の応募締切までに5名の応募がありました。総研大科学者賞選考委員による書類審査及び選考委員会において、2名を受賞候補者として学長に推薦しました。学長は、研究内容を中心に国際性、学際性、科学と社会の関係についての見識について総合的に判断した結果、島村一平氏(地域文化学専攻出身)を総研大科学者賞(第2回)の受賞者と決定しました。受賞理由は以下のとおりです。

 

 

<受賞理由>
島村一平氏は民主化後のモンゴル国へ留学、現地で修士の学位を得た後、総合研究大学院大学文化科学研究科地域文化学専攻の博士課程に入学した。民族意識や民族主義の問題に関し文化人類学的フィールドワークを基礎に社会学や歴史学の手法も加味し学際的な研究を行ってきた。3人(仏、モンゴル、日本)の推薦者も等しく高評価を与えているように、モンゴル国の少数派民族であるブリヤート人の傑出したシャーマニズム研究を行った。すなわち20世紀初頭の粛清により大半の男性を失い、社会系譜上の連続性を失ったブリヤート人がシャーマンとなることで霊の語りとして「ブリヤート人」の系譜や祖霊を創造し、新たに民族意識を生み出していることを明らかにした。このような民族意識の発見は欧米、アジアの研究者に注目され国際的評価を得ている。氏の代表作「増殖するシャーマン」は英訳もされており、2013年度には日本学術振興会賞、地域研究コンソーシアム賞、2014年度には大同生命地域研究奨励賞を受賞している。また近年ではモンゴルの鉱山開発をめぐり環境問題について文化人類学と環境科学との接点で幅広い学際研究を行いモンゴル社会に貢献している。このように現地民族調査において学際的アプローチによる新しい視点をつけ加えたことは、真に総研大科学者賞に値すると言える。

 

 DSC_0048 DSC_0050

授賞式が平成28年4月4日(月)の入学式時に開催され、岡田学長より賞状と副賞が授与されました。

授賞式に引き続き、「異文化に寄り添うということ ―感動と違和感のフィールドワーク学」と題して受賞講演が行われました。

 

 

総研大未来科学者賞(第2回)について

 総研大未来科学者賞について、下記2名が受賞と決定され、平成28年4月4日(月)の入学式時に授賞式が開催され、岡田学長より賞状が授与されました。

 

受賞者一覧

  • 大西 響子(物理科学研究科 天文科学専攻)
  • 「巨大ブラックホールと母銀河の共進化の解明に向けたブラックホール質量の観測的研究」
  • 田上 悠太(複合科学研究科 統計科学専攻)
  • 「銀行債権の信用リスクの分析と推定」

 

受賞する大西響子さん

受賞する大西響子さん

受賞する田上悠太さん

受賞する田上悠太さん

 

 

総研大未来科学者賞・総研大科学者賞 受賞者

 

DSC_0058

左:大西響子さん  中央:島村一平さん  右:田上悠太さん

Posted On 2016.04.06 By 国際・社会連携課研究協力係
〒240-0193 神奈川県三浦郡葉山町(湘南国際村)

PAGETOP