研究科・専攻

文化科学研究科

TOPICS

文化科学研究科について

総合研究大学院大学、略して「総研大」は、学部をもたず大学院だけから成る国立大学として、昭和63年(1988)10月1日に開学しました。現在、全部で6つの研究科から構成されていますが、他の研究科が全て理系であるのに対して、文化科学研究科は唯一の文系研究科です。

博物館資料を用いての授業風景
博物館資料を用いての授業風景

研究科の成り立ちは、まず平成元年(1989)4月に、大学共同利用機関である国立民族学博物館を基盤とする地域文化学専攻・比較文化学専攻が設置されました。その後、平成4年(1992)4月に、国際日本文化研究センターを基盤とする国際日本研究専攻、平成11年(1999)4月に、国立歴史民俗博物館を基盤とする日本歴史研究専攻、平成13年(2001)4月にメディア教育開発センター(21年4月より放送大学に業務移管)を基盤とするメディア社会文化専攻、平成15年(2003)4月に、国文学研究資料館を基盤とする日本文学研究専攻が順次増設され、6専攻となりました。平成16年(2004)4月からは、大学共同利用機関法人人間文化研究機構が設立され、4つの研究機関(国立民族学博物館、国際日本文化研究センター、国立歴史民俗博物館、国文学研究資料館)と独立行政法人メディア教育開発センター(上記参照)をあわせた5つの研究機関を基盤として、国立大学法人総合研究大学院大学文化科学研究科として現在に至っています。なお、総研大の他の研究科は、博士課程前期(修士)の学生を受け入れる5年一貫制を採用していますが、文化科学研究科は、博士課程後期(博士)のみから成っていることを申し添えます。

 

研究科長 小島 道裕

専門分野:
日本中近世史
研究テーマ:
歴史資料に見る社会史,博物館教育
キーワード:
洛中洛外図屏風、風俗画、古文書、都市

各専攻について

アジア、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ及びオセアニア等諸地域に居住する諸民族の個別文化を研究対象とします。各々の文化のもつ特性や歴史性について考慮をはらいながら、民族誌学的方法論に基づいた文化の記述と構造の把握を主要な目的としています。本専攻においては、現地調査に基づいて個別文化の記述的研究を積極的に推進する高度な専門性を持った研究者の養成を行います。

本専攻では、比較社会、比較宗教、比較技術、比較言語、比較芸術、文化資源という6 つの研究分野があります。諸民族文化の比較研究により、各々に通底する普遍性の発見と理論的解明を目指します。従来の文化人類学的方法論に加えて、情報科学や隣接諸科学の成果を導入し、新しい研究方法の開発を積極的にすすめて高度な専門性を持った研究者を養成します。

人文科学・社会科学・自然科学にわたる国際的・学術的な日本研究(Japanese Studies)をすすめるために、「教育・研究指導分野」としては、本専攻の特色である全教員の指導による、単一の「国際日本研究」を設けています。
共通必修科目としては、「日本研究基礎論」「学際研究論」「論文作成指導」を置き、国際的な立場から「日本研究」の理論的・方法論的な指導を行っています。これらの研究と研究指導を推進することにより、創造的で高度な専門的視野と、幅広い学際性、複数の専攻を横断しうる総合性を備えた研究者の育成を目指しています。

国立歴史民俗博物館を基盤機関とする本専攻は、歴史学・考古学・民俗学、自然科学を含めた関連諸学を専門とする研究者が学際的な視点からの、実地調査を含む研究指導を行っています。本専攻の最大の特徴は、歴博の収蔵資料、各種の有形・無形の資料情報を研究に活用することができること、自然科学的な分析を行うために整備された高度な研究設備を利用できることです。日本の歴史と文化について、資料に基づいた高度な総合的分析能力をもつ研究者、また広い視野と国際的な感覚を持って社会に貢献できる人材の育成を目指します。

高度情報通信社会において、メディアと通信技術が、社会、文化、人間といかに相互作用するかを学際的、総合的に解明する研究と教育を行います。
高度化するメディアと通信技術は、人間のコミュニケーション、思考や行動の様態に影響を与え、それを介して社会や文化に変化を促します。また、人間の社会と文化の方が、そこで利用されるメディアと通信技術の姿を規定していきます。本専攻では、このような多様なインタラクションを、関連諸科学の成果と方法を統合し、かつ、先端的なメディア技術を駆使しながら解明し、新たな総合的メディア研究の分野を生み出す創造的な研究者を養成します。

日本文学研究専攻の基盤機関である国文学研究資料館は、原本資料調査に基づいた、膨大な学術情報を集積・研究する先導的な大学共同利用機関です。当専攻では、それらの原典資料を活用しながら、専門的な調査技術と総合的な分析能力の修得を柱とする教育を行い、論文指導を通じて、自立した研究者を育成します。
個々の教員に指導を受けるばかりでなく、複数の教員による指導体制のもとに、体系的なカリキュラムによる教育を実施し、幅広い視野と国際的な感覚を持ち、社会に貢献できる研究者の育成を目指しています。

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