2017 JSPSサマー プログラム|JSPSサマー プログラム|特色ある活動|国立大学法人 総合研究大学院大学

特色ある活動

2017 JSPSサマー プログラム

2017 JSPSサマー プログラム

「JSPSサマー・プログラム2017」 オリエンテーションを開催

<期間>2017年6月14日(水)~2017年6月19日(月)

 

開講式での集合写真
開講式での集合写真

平成29年6月14日(水)、アメリカ合衆国、英国、フランス、ドイツ、カナダ及びスウェーデンの6カ国から博士号取得前後の若手外国人研究者(フェロー)が115名来日し、『平成29年度JSPSサマー・プログラム』が始まりました。
前日に成田のホテルに集合したフェローは貸切りバスにて予定通り昼前に宿泊地である湘南国際村センター(葉山)に到着しました。長旅の疲れも見せず明るく元気なフェロー達の話し声が到着した瞬間に始まり、和やかな雰囲気の中プログラムはスタートを切りました。

開講式では、日本学術振興会の家理事及び本学の永田理事・副学長の歓迎の挨拶で始まり、推薦機関からも多くの関係者が出席されました。

長谷川学長による特別講演
長谷川学長による特別講演

夜の歓迎レセプションでは、日本での受入教員、本学教員や総研大生達も歓談に加わり、分野や国籍を超えた交流が活発に行われ盛大な会となりました。

2日目は、本学長谷川眞理子学長による“Evolution of Human Intelligence ”と題した特別講義で始まりました。どのように人間知能の生物学的基盤が発展し、なぜ進化したのか、現在の科学に基づく文明をどのように私たちは作り上げてきたのかという講義内容にフェロー達は大変惹きつけられ、講義後は質問も相次ぎ大変有意義な講義となりました。

3日間の日本語授業では、日本語の基礎からロールプレイング形式での実践的な会話まで、フェローのレベルにあわせた10クラスに分かれ、これからの日本での生活の為に意欲的に取り組んでいました。

鎌倉高徳院:大仏前にて
鎌倉高徳院:大仏前にて

2日目の午後は、鎌倉の代表的観光スポットである鶴岡八幡宮と鎌倉高徳院(大仏)へ見学に行きました。この鎌倉ツアーは、オプション参加でしたが110人ものフェローが参加し、日本の歴史や文化への興味の高さが伝わりました。鎌倉ウェルカムガイドのボランティアガイドの方々にご協力を頂き、14グループに分かれ歴史的説明を熱心に聞きながら、「武家の古都」鎌倉の魅力を存分に満喫しました。道中、バスからきらきらと輝く海を眺めながら、フェロー同士の楽しいおしゃべりが途切れることなく続き、解放された時を過ごしていました。
3日目のグループディスカッションでは、総研大の様々な専攻から14名の教員にご協力頂き、専攻分野が近いフェロー同士でグループに分かれました。各先生の研究紹介にはじまり、フェローの研究紹介から日本と海外の研究室文化に至るまで意見交換することができ有意義な時となったようです。また、オリエンテーションに並行して行われた「総研大生のための英語ポスタープレゼンテーション短期研修」に参加した8人の総研大生も加わりフェローとの交流を深めていました。

日本文化紹介にて:浴衣を楽しむフェロー達
日本文化紹介にて:浴衣を楽しむフェロー達

午後のポスタープレゼンテーションはグループディスカッションに参加した総研大生と教職員も加わり、それぞれの研究テーマを越えた活発な議論が行われました。
ポスタープレゼンテーションの後に続く日本文化紹介では、茶道・書道・折り紙・けん玉・着付けを体験しました。今年初のけん玉コーナーでは、童心に返って真剣に挑戦するフェローの姿や、浴衣の着付けでは、色鮮やかな涼しい装いとなり、フェロー達にも大変好評でした。

週末は、日本家庭でホームステイを体験し、近郊の他、スーパー銭湯、カップラーメンミュージアム、プリクラ、回転寿司やラーメン、手打ちうどんなど日本独特の文化・食文化を楽しみ素晴らしい思い出を作りました。ホストファミリーによる厚いおもてなしにより、18日(日)夕方、だれもが満喫した表情で、またホストファミリーとの別れを惜しみながら葉山の宿泊地に戻ってきました。

19日(月)には、元東京藝術大学教授の安藤政輝先生の特別講義及び邦楽演奏がありました。安藤先生からは日本の伝統楽器についての説明の後に箏、尺八、三味線、十七弦を用いた6曲の楽曲の演奏があり、素晴らしい音色に感動し集中して聴き入っていました。講義の際には、安藤先生から箏の形を模した「聖護院八つ橋」がフェローに配られ味わうこともできました。質疑応答も活発にあり、演奏後のワークショップでは、檀上に用意された箏や三味線、尺八に触れてみたいというフェローが長蛇の列を作り、直に楽器に触れ満喫した様子でした。
今年は空梅雨で天候にも恵まれ、専攻分野や国を超えたフェロー同士のネットワークの構築ができたオリエンテーションとなりました。

「JSPSサマー・プログラム 報告会・送別会」を開催

<日時> 平成29年8月22日(火)

 

JSPSサマー・プログラムで、アメリカ合衆国、英国、フランス、ドイツ、カナダ及びスウェーデンの6カ国から博士号取得前後の若手外国人研究者(フェロー)が全国各地の大学・研究機関での2ヶ月間の研究活動を終え、平成29年8月22日、東京九段下に一堂に会し、その研究報告会が行われました。
報告会では、長谷川眞理子学長、家泰弘日本学術振興会理事の開会挨拶の後、各国の代表者7名から、2ヶ月の研究成果について報告がありました。北海道に滞在したフェローは、ヒダベリイソギンチャク(Metridium senile)の生存限界について、また、福島原発事故後の写真において放射能による被曝をどのように目視できるか研究発表したフェローや、自動音声認識技術を歌に応用に関する研究、物理学と工学に関する研究発表などがありました。

研究成果発表の様子
研究成果発表の様子

送別会では、全国の受入機関からご出席頂いた研究者の方々や、6月のオリエンテーションで素晴らしい講義と演奏をして頂いた箏曲家の安藤政輝先生もご参加頂きました。 永田敬理事による乾杯の発声の後、約170名が参加する締め括りにふさわしい盛大な会となりました。送別会の途中では、数年前の本プログラム修了生で、再来日中のJSPS外国人特別研究員2名の発表があり、日本での研究生活、JSPSの研究助成について等、フェローにとって興味深い内容でした。
送別会の終盤には、フェローのこの2ヶ月間の全国各地での研究活動の様子、文化体験等の写真が上映され、最後まで名残惜しく語り合いが続きました。最後に、中村幸男理事から、「今後も、日本の研究者との関係を継続していただき、また日本でお会いしましょう」との閉会挨拶がありました。

多くのフェローが日本到着後行われる本学の所在する葉山でのオリエンテーションで日本語授業、日本文化紹介や日本人家庭でのホームステイを体験し、異なる研究分野のフェローと国籍を超えた交流を築けたことにより、その後の日本での生活がより充実したとのことです。今後とも本プログラムが学術交流の国際化を促進させる取り組みであることを祈念いたします。

送別会にて
送別会にて

今回のサマー・プログラムで受入機関が基盤機関及び先導研だったフェローから感想を寄せてもらいました。

 

“What was the thing that most impressed you about this program?”

オリエンテーションプログラムは広範囲にわたっており、色々な人に出会えるいい機会となりました。特に社会的側面からみて、これからの2ヶ月間の研究生活にあたりいいスタートが切れました。
(Jeffrey Brooks, 生理学研究所 / New York University, NSF)

“What are differences between Japanese laboratories and your country’s laboratories?”

研究室の環境はとても似ていますが、大きな違いは、学生は研究室に遅く来て遅くまでいることです。そして研究に対しとても専念していることです。
(Christopher Sprague, 宇宙科学研究所 / Rensselaer Polytechnic Institute, NSF)

”How was your research through this program?”

自分の研究がこんなにうまくいくとは思いませんでした。受入れてくれた研究室では(受入教員やメンバーが)とても支えてくれ、効率よく研究ができたので、短期間の滞在でも大変成果が上がりました。
(Lotte Watts, 国立遺伝学研究所 / University of Aberdeen, BC)

“What did you think about orientation sessions organized by SOKENDAI ?”

総研大でのオリエンテーションは、新しい環境に慣れていくよう調整ができ、さまざまな分野のフェローと出会い、すばらしい経験でした。 日本語授業は、会話や自己紹介をしながら、更にスムーズに話せるように練習したのでとても有益でした。日本文化紹介は一生に一度の経験だと思います。鎌倉観光に行った日は、私の誕生日だったので、初めての場所を訪れ、素晴らしい人々と供に祝うことができ楽しいひとときでした。 
(Kimberly Cory, 国立極地研究所 / West Texas A&M University, NSF)

“Would you give us a short message about this summer program?”

このプログラムは、科学に対する私の人生観を変え、国際的な共同研究に発展させるモチベーションと機会を作ることができました。 ここでの研究は、論文を完成させるために大きく貢献し、将来にわたる多くの研究の基礎を築くことができたと思います。
(Melissa Plakke, 先導科学研究科生命共生体進化学専攻 / University of Pittsburgh, NSF)

 

 

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