大学共同利用機関とは、日本が世界に誇れるトップレベルの研究機関であり、全国に18機関が設置されています。
例えばTVのニュースや新聞で、ハワイに完成した世界一の大型望遠鏡「すばる」や南極に向かう観測船「しらせ」などのことを耳にしたことがありませんか。「すばる」は総研大に参加している国立天文台が建設したものですし、「南極観測」は同じく国立極地研究所が行っています。
これらの研究活動の多くは非常に特異的であるとともに大規模な施設等を要し、莫大な投資を必要とします。そのため、予算や研究効率等の面から大規模な研究活動に必要な人材や研究資金等を重点的に投入させ、独創的で最先端の研究を行っています。また、国内外の大学研究者が共同で利用できる機関として活用されています。これらの研究機関を「大学共同利用機関」と呼んでいます。
本学には、これら全国にある18機関が参加しています。本学では、これらの大学共同利用機関、及び国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所を「基盤機関」と称しています。
優れた研究者に求められる「高い専門性」、「広い視野」、「国際的な通用性」を兼ね備えた人材の育成が本学の目標です。そのためには各専攻における専門教育に加えて、研究者としての素養を高めるための全学教育も欠かせません。本センターは、全学教育の実施・支援や、本学の教育に関する調査分析等を通して、本学が理念として掲げる研究者人材の育成に貢献します。
教育開発センターが新設(平成30年3月1日)されたことに伴い、学融合推進センターは平成30年3月末日をもって廃止されました。学融合推進センターの平成22年4月~平成30年3月の活動の記録として、学融合推進センターのウェブページが総研大リポジトリにてアーカイブ化されています。以下のページよりご参照ください。
学術情報基盤センターは、本学の学術情報基盤に関する一元管理を行うことにより、学術情報の利用と発信の円滑化に必要な活動を行うこと、また、その技術的基盤の整備充実を進め、全学の教育研究活動等を支援することによって、最先端の教育研究の進展に寄与するため、 2015年7月、附属図書館と情報基盤センターとの統合により設立されました。
学術情報基盤センターは、情報基盤整備推進部と本部図書館とから構成されています。
全国に展開する大学共同利用機関、独立行政法人などの基盤機関および大学本部(葉山キャンパス)の間の教育・研究連携等を促進するために、葉山本部および横浜データセンターに設置された総合研究大学院大学の基幹情報ネットワーク・情報システムの管理・運用を行っています。
講義や講演とともに遠隔地との教育・研究打ち合わせなどにも利用できるように、TV講義機能に加え電子黒板の同期やPC端末からの接続など様々な有用な機能を装備しています。
基盤機関および大学本部の多地点を接続し、大学の運営や教育・研究に関わる会議などを開催しています。
プライベート・クラウドとして学内教育連携の場とともに、学外への情報発信や学術交流ネットワーク構築の場を提供しています。
附属図書館は、大学本部に置く図書館(本部図書館)と機構等法人及び基盤機関が設置する図書館及び図書室(基盤図書館等)から構成されています。附属図書館は、電子資料を収集、整理及び蓄積するとともに、本部図書館及び基盤図書館等との緊密な連係及び協力の下に、学術情報利用の円滑化に必要な活動を行うことによって、本学の教育研究活動等を推進することを目的とし、全国に分散している基盤機関の教員・学生が共通に使えるよう、電子ジャーナル及び電子ブック、世界最大級の書誌・引用文献データベース「Scopus」を導入し、利用に供しています。
本部図書館は、本学が目指す高度な教育研究の展開と先導的学問分野の開拓に資するため、多様な学術資料の収集・整理・公開を行っています。 葉山キャンパスの教員・学生は24時間利用可能となっており、各研究科・専攻に共通する基本的図書および先導的・学際的研究分野に関連する専門図書・雑誌を収集・配架しており、館内設置機器による映像音響資料の利用も可能となっています。
(H30.4.1現在)