国際共同学位プログラム

1. プログラムの目的

本学は以下の目的のための国際共同学位プログラムを実施する。

  • 海外研究経験を通じて本学院生の研究力を培う。
  • 海外の研究環境を活用することで、本学院生の学位論文研究の幅を広げる。
  • 本学院生を海外へ送り出すとともに、海外の大学院生を本学の研究環境に受け入れ、若手人材の国際流動性を高める機会を提供する。
  • 海外の教育研究機関との連携・協力を拡充し、本学の国際的なプレゼンスを高める。
2. 定義

本学における国際共同学位プログラムの定義は以下のとおりとする。なお、「ダブル・ディグリー」「デュアルディグリー」等の呼称は、国や大学によって使われ方に違いがあることや異なる制度を意味することがある。したがって、本学と海外の大学との間で以下に定義するプログラムを実施する際には、相手校との協議のうえで、その他の適切な呼称を用いることを妨げない。

(1)ダブル・ディグリー
ひとりの大学院生が、本学及び国外の高等教育機関に同時に学籍をもち、同等のレベルの2つの学位プログラムの修了を目指して、それぞれの機関に所属する2名の教員から学位論文指導を受けるプログラムである。協定の締結を通じた連携によって、修学期間と学習量を緩和して2つの学位を得ることがプログラムの趣旨であり、異なる内容の学位論文をそれぞれの機関に提出し、個別の学位審査によって2つの学位が授与される。

(2)デュアル・ディグリー(コチュテル)
ひとりの大学院生が、本学及び国外の高等教育機関に同時に学籍をもち、それぞれの機関に所属する2名の教員から共同で学位論文指導を受けるプログラムである。従来の指導委託とは異なり、機関間の包括協定及び共同指導の個別契約(協定)に基づいて、2名の正式な指導教員の下で学位論文研究を行う。双方の機関の合意に基づいて予め設定された修了要件を満たした学生に対して、1つの学位論文に対して合同で審査を行い、1つの学位が授与される。本学が実施するコチュテル方式では、それぞれの機関から学位記が交付される(1 degree、 2 diplomas方式)。

(3)国際共同論文指導
ひとりの大学院生が、本学及び国外の高等教育機関に所属する2名の教員から共同で学位論文指導を受けるプログラムである。学生は、本来の所属校(当初入学した機関)のみに学籍をもち、相手校には非正規生として所属するが、機関間の包括協定及び共同指導の個別契約(協定)に基づいて、2名の正式な指導教員の下で学位論文研究を行う。所属校における学位審査要件に従って、1つの学位論文に対して合同で審査を行い、1つの学位が授与される。本学及び国外の高等教育機関が共同で論文指導を行なったことを証明する連名の修了証書が発行される。

3.ガイドライン

プログラム実施を希望する学生は、下記ガイドラインを参照し、指導教員に相談した上で、4.問い合わせ先の担当係までご連絡ください。

    ※ガイドラインは Web規定集 にも掲載しています。

4. 問い合わせ先

総合企画課 学生支援企画係
E-mail: cotutelle(at)ml.soken.ac.jp

5. 協定締結機関
国名
プログラム類型
機関名
タイ ダブル・ディグリー ヴィダヤシリメディー科学技術大学院大学
ジョージア ダブル・ディグリー ジョージア技術大学
フランス デュアル・ディグリー(コチュテル) エコール・サントラル・ナント
フランス デュアル・ディグリー(コチュテル) パリ・サクレー大学
フランス デュアル・ディグリー(コチュテル) ソルボンヌ大学
イタリア デュアル・ディグリー(コチュテル) ボローニャ大学
中国 国際共同論文指導 西南交通大学

※上記以外の機関であっても、相手機関と協議の上協定を締結しプログラムを実施することが可能です。

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