2022.11.11

【参加募集】総研大社会連携事業「オンライン講演会 おうちで天文・宇宙」(11/26・12/3・17)

総研大社会連携事業「オンライン講演会 おうちで天文・宇宙」2022

総研大では社会連携事業「オンライン講演会 おうちで天文・宇宙2022」を開催いたします。
今年度のテーマは「ブラックホール」。6人の研究者が、様々な角度からブラックホールの謎と魅力をお伝えします。質問時間をたっぷりとっています。
皆様のご参加とたくさんの質問をお待ちしております。

・2021年度 オンライン講演会の様子も公開中

テーマ:ブラックホール
https://youtu.be/ZEhQW_Twna0

開催概要

  • 日時: 2022年11月26日(土)・12月3日(土)・12月17日(土) 19:00−20:30
  • 開催方法: Zoom ウェビナー、事前申込制
  • 参加費: 無料

お申込み

事前にお申込をお願いいたします。以下より、ご希望の日程にお申込ください。

講演内容

2022年11月26日(土)

2021年11月26日(土)
タイトル:シミュレーションで迫るさわがしいブラックホール

19:00〜19:05 挨拶
19:05〜19:40 講演1 (講演20分+質疑応答15分)

講師:野村 真理子 (呉工業高等専門学校)

概要:
観測天文学のめざましい発展により、多くの銀河の中心には、とてつもなく重い超巨大ブラックホールがあることがわかってきました。ブラックホールは暗黒天体として有名ですが、一部のブラックホール天体からは強い光やガスが吹き出しており、さわがしく活動しています。実はこの活動は、超巨大ブラックホールや銀河の進化に大きな影響を与えている可能性があります。 本講演では主に数値シミュレーションを用いた研究を紹介し、ブラックホールの活動のしくみや,周りに与える影響について探っていきます。

タイトル:ブラックホールだらけの銀河系

19:40〜20:15 講演2 (講演20分+質疑応答15分)

講師:前田 良知(JAXA、総合研究大学院大学)

概要:
私達の住む銀河系には2000億個の星とともに、ブラックホールもなんと千万個もあると信じられています。しかし見つかっているのはそのうちたったの百個程度です。見つかったブラックホールの大半は、質量が太陽の数倍からせいぜい100倍程度までですが、銀河系の中心に鎮座するブラックホールだけは、太陽の400万倍という質量を持ちます。しかし不思議なことに、その明るさは、他のブラックホールと同じかむしろ暗いのです。ブラックホールはどういう場合に発見されるのか、銀河系の中心にあるブラックホールはなぜ暗いのか、今までもずっと暗かったのか、どうやってそこまで大きく成長したか、について紹介し、XRISM衛星などを使った今後の研究の展望についてもお話します。

座談会

20:15〜20:30

2022年12月3日(土)

2022年12月3日(土)
タイトル:様々な望遠鏡で見る100億年以上前の銀河とブラックホール

19:00〜19:05 挨拶
19:05〜19:40 講演1 (講演20分+質疑応答15分)

講師:伊藤 慧(日本学術振興会特別研究員、総合研究大学院大学 修了)

概要:
銀河の進化には、銀河の中心に存在するブラックホールが重要な役割を果たすと考えられています。
本講演では、すばる望遠鏡を含む世界中の望遠鏡を用いたX線から電波までの幅広い波長帯の観測によって、100億年以上前の過去の宇宙における銀河の進化とブラックホールの関係を調査した結果を紹介します。

タイトル:視力300万で観測する銀河中心の巨大ブラックホール

19:40〜20:15 講演2 (講演20分+質疑応答15分)

講師:秦 和弘(国立天文台 、総合研究大学院大学)

概要:
私たちが住む天の川銀河の中心には、太陽400万個分もの質量を抱えた大質量ブラックホールが存在することが知られています。 このブラックホールの姿を捉えることは天文学者にとって長年の挑戦でした。本講演では、天の川銀河中心のブラックホールについて、地球規模の電波望遠鏡ネットワークを用いた最先端の観測成果についてご紹介します。

座談会

20:15〜20:30

2022年12月17日(土)

2022年12月17日(土)
タイトル:X線で見るブラックホールの激しい活動

19:00〜19:05 挨拶  19:05〜19:40 講演1 (講演20分+質疑応答15分)

講師:志達 めぐみ(愛媛大学)

概要:
重い星の超新星爆発によってできるブラックホールの中には、近くにいる星と連星系をなし、その星のガスを飲み込みながら X 線で明るく輝くものが見つかっています。このような天体を「ブラックホール X 線連星」と呼びます。
本講演では、ブラックホール X 線連星が引き起こす、非常にパワフルで激しい活動について、これまでの観測結果を踏まえて解説します。また、来年度打ち上げ予定の X 線分光撮像衛星(XRISM)による観測で期待される成果にも触れたいと思います。

タイトル:中性子星か?ブラックホールか?超新星爆発で分かれる大質量星の運命

19:40〜20:15 講演2 (講演20分+質疑応答15分)

講師:滝脇 知也(国立天文台・総合研究大学院大学)

概要:
太陽と同程度の質量がわずか数kmに閉じ込められた天体、ブラックホール。この天体はどうやってできるのだろうか?大質量星の中心のコアはその最終段階で急激に収縮し中性子星を作ります。基本的にはそこで超新星爆発が起こりますが、星の質量によっては収縮が止まらず、中性子星の限界質量を超え、ブラックホールとなります。本講演では、その壮大な大質量星の運命に関する基本と最新のトピックを紹介します。

座談会

20:15〜20:30

PAGE TOP