2026.03.24

2025年度春季学位記授与式 学長式辞

2025年度春季学位記授与式が総研大葉山キャンパスで行われました。 修了生のみなさんの今後の更なるご活躍を祈念いたします。
学長写真

 本日,学位を授与され,SOKENDAIを修了される皆さん,誠におめでとうございます。これまでの皆さんのたゆまぬ努力に深く敬意を表するとともに,ご指導くださった教員の方々,そして皆さんを支えてこられたご家族の方々に心より感謝申し上げます。

 さて,皆さんご承知のように,SOKENDAIは2023年度に先端学術院・20コース制へと移行しました。本日の学位記授与式には,先端学術院として初めての修了生もおられます。そこで,本日はこの教育改革に触れながら,皆さんに一言申し上げたいと思います。

 この改革では,従来6つの研究科に置かれていた20の専攻を先端学術院に統合し,ひとつの専攻のもとで文学・理学・工学・医学・情報学・統計科学・脳科学・学術という8つの専門領域で学位を授与する体制となりました。学問分野の枠組を取り払った先端学術院への移行は,大学院大学であるSOKENDAIだからこそ実現できたものです。しかし,改革によって大学の理念や教育の本質が変わったわけではありません。研究科・専攻を修了した皆さんも,先端学術院・コースを修了した皆さんも,ともにSOKENDAIの修了生であることに変りはありません。

 それでは,何のための改革だったのか? 改革の意義は,SOKENDAIが目指す博士人材の姿をより明確に示すことにあったと私は考えています。社会も学術も,10年先の姿を想像することが困難なほどの速さで変化しています。皆さんが大学院で身につけた専門知識もすぐに新たな知識に塗り替えられていきます。しかし,博士人材の真価は,特定の専門分野にとどまるものではありません。自らで課題を見いだし,それに果敢に挑み,試行錯誤を重ねながら解決へと導いていく力 — その力こそが,皆さんが学位を取得する過程で培ってこられた最も大切な資質である。SOKENDAIはそう考えています。そして,その理念を前面に掲げるための改革でした。

 本日でSOKENDAIを巣立つ皆さんには,これから何処で何を専門とされるにしても,このSOKENDAIの理念を忘れないで頂きたいと思います。

Carry the SOKENDAI philosophy wherever you go!

 本日は誠におめでとうございます。皆さんのこれからの活躍を期待しております。

2026年3月24日
総合研究大学院大学 学長
永田 敬

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