SOKENDAI特別研究員制度(分野型)

1.趣旨

「SOKENDAI特別研究員制度(分野型)」は、基礎研究・学術研究の将来を担う人材を育成するために、本学の学生を特別研究員として採用し、3年間に亘って研究専念支援金及び研究費を支給すると共に、研究者としてのキャリアを築く機会として、優れた学位論文研究を行って課程を修了した採用者に対して、大学共同利用機関における2年間の研究員ポスト(有給)を提供する制度です。
 本制度は、科学技術振興機構「科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業」の助成を受けて実施するもので、特別研究員採用者には、在学中の経済的支援に加えて、研究機関・民間企業の研究職へのキャリアパスを支援するプログラムが提供されます。

2.研究分野及び対象コース(専攻)

  研究分野 対象コース(専攻)
情報・AI 情報に関する原理・技術(統計学を含む)に関する研究、
人工知能(Artificial Intelligence)に関する研究またはそれらを融合した研究
統計科学、情報学
大規模先端科学 基盤機関が保有する大規模研究施設を利用した研究または基盤機関が参画する
国際的な研究プロジェクトへの参加を通じて行われる研究
天文科学、核融合科学、
加速器科学、物質構造科学、
素粒子原子核、極域科学

注)本学は、令和5(2023)年度より、教育組織を再編し1学術院1専攻20コースとする教育課程に移行します。ただし、令和4(2022)年度以前に入学した学生は引き続き従来の所属(6研究科20専攻)が適用されます。

3.申請資格

採用開始時点において、次の各号の全てに該当する者(申請時点においては見込みで可)*1
(1)本学の5年一貫制博士課程に在学し(編入学者を除く)、在学月数(休学月数を除く)が24ヶ月以上36ヶ月未満の者、または、本学の5年一貫制博士課程の3年次に編入学し、在学月数(休学月数を除く)が12ヶ月未満の者*2
(2)国費外国人留学生制度による奨学金、日本学術振興会の特別研究員に対する研究奨励金または外国政府から支給される奨学金等を受給する者でないこと
(3)本学、基盤機関または企業等から、生活費相当額として十分な水準(240万円/年(税引き前)以上)で、給与・役員報酬等の安定的な収入を得ていると認められる者でないこと。*3

*1総研大以外の大学の博士前期課程(修士課程)を修了(見込の者も含む)し、本学の5年一貫制博士課程3年次編入試験に合格した者も申請可能です。
*1申請時に資格を満たす見込みであっても、休学等により申請資格を満たせなくなった場合は採用を取り消すことがあります。
*22.に掲げる対象コース(専攻)に所属する者に限ります。
*2長期履修制度適用者は申請資格対象外とします。
*2博士課程における休学期間(月単位で切り上げて計算します)は在学月数に含みません。ただし、休学期間の合計が 6ヶ月未満の場合は在学月数に加算します。
*3臨時的な収入を目的とした仕事(アルバイト、リサーチアシスタント等)に就いている者は申請可能です。

※本募集に申請し受理された者は、次回以降の募集において再度申請することはできません。

4.採用期間

3年間 

※ ただし、採用期間中に本学の博士課程を修了し学位を取得した場合は、学位取得月をもって採用を打ち切ります。

5.給付金額

(1)研究専念支援金(生活費相当額)

令和5年度の支給予定額は以下のとおりです。なお、給付金の額については変更することがあります。
月額190,000円

(2)研究費

申請書記載の研究計画を行うための支援として、研究専念支援金とは別途研究費(上限22万円/年)の助成を受けることが可能です。

6.その他

PAGE TOP