物理科学コース別教育プログラム

プログラム概要

本プログラムは物理科学研究科と高エネルギー加速器科学研究科が合同で行う双方にまたがる教育プログラムで、物理科学の学問分野において高度の専門的資質とともに幅広い視野と国際的通用生を備えた、社会のニーズに応えることのできる研究者の育成を目指した教育を行っています。

本プログラムは、本学の物理科学教育の課程をさらに実質化し、研究者として必要とされる総合力、専門力、企画力、開発力、国際性などを身に付けた広い視野を備えた物理科学研究者を育成することを目的とします。

プログラムの受講を希望する学生は適性に応じて 4 つのコースから 1 コースを選択し、各コースの目的に沿った教育を実施します。

  • 先端研究指向コース
  • プロジェクト研究指向コース(物理科学研究科のみ)
  • 開発研究指向コース(物理科学研究科のみ)
  • 基本コース(平成30(2018)年度4月以前に入学した学生のみ)

プログラム実施責任部局:物理科学コース別教育プログラム運営委員会

5年一貫制博士課程1年次から2年次における大学院基礎教育の充実

5年一貫制博士課程1年次から2年次においては、フレッシュマンコースなど「総合教育科目」や、各専攻の専門分野に関連した基礎物理科学の講義等(「共通専門基礎科目」等)及び、一ヶ月程度の期間に実践的な研究現場を体験する「物理科学特別研究」(ラボ・ローテーション)を通じて基礎的な知識・素養を修得します。これら基礎教育を通じて物理科学に関する幅広い視野と高い専門性を身に付けることと併せ、5年一貫制博士課程3年次から5年次に、希望に応じて選択するコース別教育を選択することができます。

5年一貫制博士課程の学生は、物理科学特別研究および物理科学研究科共通専門基礎科目または高エネルギー加速器科学研究科共通専門科目から、専攻ごとに定められた単位数を修得する必要があります。詳細は「物理科学コース別教育プログラム 科目リスト・カリキュラム」を参照してください。

各コースについて

I 先端研究指向コース (コース必修科目「先端物理科学考究」「先端物理科学演習」)

国外の第一線の先端的研究者が主宰の研究室におけるインターンシップ滞在を行い、国際共同研究等を通じて先端的研究の専門分野を探求する。

II プロジェクト研究指向コース (コース必修科目「大規模プロジェクト演習」「プロジェクト演習」)

大規模プロジェクト研究を企画・推進する能力を持ち、大規模プロジェクト研究のリーダーとなり得る研究者育成を目指す。

III 開発研究指向コース (コース必修科目「研究開発考究」「研究開発演習」)

基盤機関におけるユニークな最先端の開発研究を通じて、実用性の高い技術開発においてリーダーシップを発揮し得る研究者の育成を目指す。

IV 基本コース (物理科学研究科各専攻、高エネルギー加速器科学研究科が定める科目を修得)

高度な研究能力と幅広い視野を持ち、社会に貢献できる、総合力を持った研究者人材を輩出することを目指す。

※平成30(2018)年度3月31日以前に入学した学生は「基本コース」におけるコース選択及び修了が可能です。

コースの選択について

「物理科学コース別教育プログラムの手引き(PDF)」をご参照の上、所定の期日までに申請を行ってください。
[申請方法]
〇コース新規申請:
新規コース選択の申請は、任意の時期となります。以下の書類を提出してください。

  • (様式1)「コース選択届出書」

〇コース継続申請:
平成29年度までにコース選択が承認された(従前の研究補助予算から予算措置されたことのある)学生 は、手引き(PDF)をご参照の上、所定の期日までに申請を行ってください。

平成30(2018)年度以降にコース選択の届出を行った学生 は、コース選択は自動継続となります。

単位認定について(新規・継続共通)

先端研究指向コース、プロジェクト研究指向コース及び開発研究指向コースを選択した学生は、コース修了要件となる各コース科目を履修し、単位認定の申請をする必要があります。
単位認定の申請は随時可能ですが、コース修了認定の審査を行う前(7月あるいは1月)迄に必ず申請をしてください。

○先端研究指向コース

[ 必修科目 ]

  • 先端物理科学考究(4単位)
  • 先端物理科学演習(4単位)

[ 提出書類 ]

  • (様式4-1)旅行実施報告書
  • (様式4-3)インターンシップ証明書
  • 主任指導教員による「インターンシップ説明書」
    • インターンシップ実施合計日数が90日を満たない場合に提出してください。

インターンシップを終え単位認定を希望する場合、実施報告書を提出する際に、「1.所定のインターンシップを終えたので、単位認定を申請します。」を選択してください。
所定のインターンシップ実施日数を満たしている際には、主任指導教員が報告、専攻で単位認定を行ないます。所定のインターンシップ実施日数を満たしていない場合は、運営委員会が主任指導教員から実施内容が単位を付与するに十分な成果であることを「インターンシップ説明書」に基づき確認します。ただし、インターンシップ実施日数が45日未満の場合は事情によらず単位は認定しません。
また「様式4-1旅行実施報告書」を元に履修者の全ての旅行実施報告書を確認の上、単位認定要件を満たすかどうか審査の上、単位認定を行ないます。

○プロジェクト研究指向コース

[ 必修科目 ]

  • 大規模プロジェクト特論(2単位)
  • プロジェクト演習(4単位)

[ 提出書類 ]

  • 「プロジェクト企画書」又は「報告書」

[ 座学の講義科目 ]
通常の科目と同様に科目担当教員が成績報告及び単位認定を行ないます。

[ 座学の講義科目以外 ]
主任指導教員の確認を経て提出される「プロジェクト企画書」又は「報告書」を運営委員会で確認し、単位認定を行ないます。

○開発研究指向コース

[ 必修科目 ]

  • 研究開発考究(2単位)
  • 研究開発演習(4単位)

[ 提出書類 ]

  • 特許提案書等の写し
  • 所属専攻が特許出願を受理したことの確認がとれる特許明細書
  • 〔特許出願した場合〕受領書
  • 〔特許出願した場合〕公開特許公報等、当該特許提案に関連する書類

[ 座学の講義科目 ]
通常の科目と同様に科目担当教員が成績報告及び単位認定を行ないます。

[ 座学の講義科目以外 ]
主任指導教員の確認を経て提出される、学生の所属専攻が定める特許提案書等の写し及び所属専攻が特許出願を受理したことの確認可能な特許明細書を運営委員会へ提出します。
特許出願を行った際には受領書及び公開特許公報等当該特許提案に関連する書類を併せて運営委員会で確認し、単位認定を行ないます。

コース修了の認定について(新規・継続共通)

コース修了を希望する学生は、「物理科学コース別教育プログラムの手引き(PDF)」をご参照の上、学位論文審査時期の前に、指定する提出期日(7月・1月)までに修了報告書等を各専攻事務へ提出してください。

各種公募要項・様式

プログラムの手引き

2021年度コース別教育プログラムの手引き

科目リスト・カリキュラム

〇コース申請(共通)
ー継続コース申請 (様式10)研究指導計画書
ー新規コース申請 (様式1)コース選択届出書
〇実施報告書(単位申請時に必要)
(様式4-1)実施報告書 (様式4ー1)実施報告書
(様式4-3)インターンシップ証明書 (様式4-3)インターンシップ証明書
〇コース修了報告書
ー全コース共通 (様式8-1)コース修了報告書(共通) ※2021/10/7様式修正
ー先端研究指向コース (様式8-2)コース修了報告書(先端研究指向コース)
ープロジェクト研究指向コース (様式8-3)コース修了報告書(プロジェクト研究指向コース)
ー開発研究指向コース (様式8-4)コース修了報告書(開発研究指向コース)

その他

●平成30 年度以降の入学者について

平成30 年度入学者から、基本コースの選択及びコース修了は出来ないこととなりますが、当該コース科目を履修(単位取得)することは可能です。

 

支援予算について

本プログラムから予算支援は行いません。 なお、「先端研究指向コース」等で実施するインターンシップの渡航費用、滞在費等の経費については、全学で公募する「SOKEDNAI研究派遣プログラム」等へ応募することで支援を得ることが可能です。また、予め了承を得て所属専攻の運営費、指導教員の研究費をコース経費に使用することも可能です。

様式の変更について

令和3(2021)年度より申請書類の様式を変更しました。コース受講中の学生についても新様式で書類の作成をお願いいたします。
なお、今回の変更により押印が廃止されていますので、すべてメール等での提出が可能となります。
様式10については様式の変更はしていませんが、指導教員の確認を得た上で提出いただければ押印は不要です。

物理科学コース別教育プログラムの廃止に伴う取り扱いについて

物理科学コース別教育プログラムは教育課程の再編に伴い、2022年度をもって廃止となります。
詳細はこちらをご覧ください ⇒ 物理科学コース別教育プログラムの廃止に伴う取り扱いについて

プログラム事務局(学務課学務支援係)
〒240-0193
神奈川県三浦郡葉山町(湘南国際村)
TEL:046-858-1583・1531
Email:ghisen(at)ml.soken.ac.jp

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